簡単に見える曲ほど、実は難しい。2013年6月25日

なぜか?
集中力が切れやすいからだと思います。
難しい曲を演奏する場合はそんなことはないと思いますが…

プレイヤーにとっては簡単とは言えないと思いますが、
指揮者にとっての『汽車ポッポ』は、割と楽。
曲がスタートしてから終わるまで、
テンポも拍子も変わりませんから。

この、一見簡単に思わせるところが落とし穴。
ちょっと気を抜くと、
現在演奏しているのが曲の中のどこか分からなくなる危険があります。
テンポが変わらないのだったらいいじゃない、思われるかも知れませんが、
曲の部分により、実は微妙なテンポの揺らぎが発生するものです。
「ここはどこ?」が分からないと、
プレイヤーと指揮者の間で微妙な表現のズレが起こってしまうのです。

真夏の昼下がり、午後2時からの演奏会。
第1部は緊張感が漲っています。
が、休憩時間にほっと一息入れた後の第2部、
疲れや暑さから軽い脳内酸欠に。
例年、2~4曲目辺りで意識を失いそうになります。
(実際、指揮をした記憶がなかったこともあります)

今回、ちょうどそこに来るのが『汽車ポッポ』。
危ないです。
なんとかしなければ。。。