大阪で仕事しながら京都で音楽活動を続ける2013年3月5日

フルートのMさんが慌てた様子で私を呼ぶので、
「何かな?」と思って、
相談中のフルート・パートのもとに駆けつけると、
Sさんが転勤することになったというのです。
「どこに?」と聞いたら、
京都から大阪に転勤になったそうです。
「で、どこに住むの?」と聞いたら、
京都に住んで大阪に通うのだそうです。
「ああ、ホッとした。それやったら音楽活動、続けられるで…」

※※※

思えば、働きはじめて二十数年。
ずっと京都から大阪に通い続けてきました。
最初の頃は、
大阪って遠いなあと思いました。
車窓風景も、
天王山・山崎・島本の辺りまでは楽しめるのですが、
高槻からは味気なくて。
体調管理も下手で、
阪急の特急電車に乗る約40分間、
お腹の激痛に耐えたこと、
数限りなくあります。

しかし、慣れていくもんですな。
今では通勤電車は私にとって「動く書斎」です。
譜読みは専ら車中です。
デスクで落ち着いて譜読みしようとしても、
逆に何だか集中できないのです。
車内にいる時間は40分と決まっているから、
よし、その時間だけ集中しようと思ったほうが、
よく読めるのです。
(いつの間にか眠りに落っこちることもありますが…)

私にとっては、
大阪に職場があるからこそ、
京都での音楽活動が続けられてきたように思います。

しかし、終業時刻がそもそも18時で、
金曜のスタジオ借用開始時刻の18時と同じというのが、
なんとも申し訳ない限りです。