ふと、低音楽器のない時代を思い出しました。2013年2月19日
合奏をしていて、
「最近、音に厚みが増してきたなぁ」
と思うことが多いです。
1月に書いたひとりごとでは、
その要因としてホルンの充実に言及しましたが、
低音楽器のことも忘れてはいけません。
低音域の下支えがあってこそ、
中高音域が安定するのです。
思えば、
テューバもトロンボーンもバス・クラリネットもバリトン・サックスも、
全くいない状態が長年続いたのです。
その頃は土台となる音が掴めず、
音がフワフワしていたような気がします。
演奏会の1~2ヶ月前になってエキストラの低音楽器奏者が来てくれはじめ、
それからサウンドの組み立てなおしでした。
結局、演奏会にやっとのことで間に合わせるっていうのを
毎年毎年繰り返していたように思います。
現在のように低音楽器がいてくれるのは、
せせらぎ30年の歴史の中の、
まだほんの数年でしかないのです。
ようやくサウンド作りのとっかかりに立てたようなものです。
こうしてメンバーが揃ってくれって合奏できること。
感謝の気持ちを忘れないでやっていきたいと思います。