余韻2024年12月29日

『釣りバカ日誌』第1作のリバイバルを観ました。
初鑑賞です。
西田敏行さん追悼上映ですが、
おそらく今年最後の鑑賞ということで、
腹の底から笑いたいなという気持ちもありました。

スーさんとハマちゃんが互いの素性を知らずに出会い、
釣りを楽しみ、
やがてカミングアウトするという、
シリーズ第1作の展開です。
ラストでは、
スーさんにもハマちゃんにも笑顔があるものの、
ハマちゃんの転勤で二人は離れ離れになって終わります。
その後のシリーズで名コンビが楽しませてくれるのを知ってはいるんですが、
第1作の終わりだけ観ると、
とても切ない気持ちになってしまいます。

思えば、
『男はつらいよ』シリーズも、
「楽しかったな」という気持ちがあるのと同時に、
「切ないな」とも思うのです。

今年の私のベストワンだった『ぼくのお日さま』も、
多幸感に包まれると同時に、
切なくもありました。

これが余韻なのでしょう。