ブータン2024年12月22日
パオ・チョニン・ドルジ監督の『ブータン 山の教室』を観たのは、
2021年5月1日(土)でした。
ゴールデンウィーク真っ只中の週末、
さらにコロナ禍中ではあるものの緊急事態宣言が明けてすぐだったかして、
満席の京都シネマで観ました。
会社での立場上、
本当はそういう場所は避けなければいけなかったんでしょうが、
どうしても観たかったのです。
そして、
その年の私のベストワンが『ブータン 山の教室』でした。
先日、
『お坊さまと鉄砲』という、
これまたブータン映画を観ました。
「ドルジ監督の次回作とちゃうかな?」と思いながら観ましたが、
あとでパンフレットを読んだらその通りでした。
平日の朝イチでしたが、
アップリンク京都が満席とは言いませんが、
結構な人が入っていました。
隣に人が座ったのは久しぶりです。
ブータンの映画というだけで魅力を感じる人が多いのは否めないと思います。
「国民総幸福」を目指す国ですから。
が、
それだけではないでしょう。
きっとドルジ監督に惹きつけられる人も多いのでは。
『ブータン 山の教室』は、
都会の暮らしに染まった青年が、
ひょんなことから奥地の学校の先生になり、
違う生き方に目覚めていくというお話でした。
『お坊さまと鉄砲』では、
ブータンで初めての選挙が行われることになり、
仏教の高僧が弟子に銃を入手してくるよう命じます。
「いったい何のために?」
最後まで観て、
「ああ、そういうことだったのか」
どちらも読後感の素晴らしい作品です。