2024年12月
先週末、
「さぁて、掃除機で埃取りだ」
と思って使い始めると、
1分も経たずに止まってしまいました。
バッテリー式の掃除機ですが、
買ってから5年経ちます。
お客様相談室に電話してみると、
やはりバッテリー交換の時期が来ているとの見立てで、
代金引換で早速送ってもらうことにしました。
今日の午前中に届くという予定だったのですが、
結局午後1時くらいに届きました。
立て込む時期ですので、
仕方ないことです。
取説に従ってバッテリーを交換。
「よし、掃除だ」
と思ったのですが、
よくよく考えたら充電しなければなりません。
まぁ、
気長にいくことにしますか。
余韻2024年12月29日
『釣りバカ日誌』第1作のリバイバルを観ました。
初鑑賞です。
西田敏行さん追悼上映ですが、
おそらく今年最後の鑑賞ということで、
腹の底から笑いたいなという気持ちもありました。
スーさんとハマちゃんが互いの素性を知らずに出会い、
釣りを楽しみ、
やがてカミングアウトするという、
シリーズ第1作の展開です。
ラストでは、
スーさんにもハマちゃんにも笑顔があるものの、
ハマちゃんの転勤で二人は離れ離れになって終わります。
その後のシリーズで名コンビが楽しませてくれるのを知ってはいるんですが、
第1作の終わりだけ観ると、
とても切ない気持ちになってしまいます。
思えば、
『男はつらいよ』シリーズも、
「楽しかったな」という気持ちがあるのと同時に、
「切ないな」とも思うのです。
今年の私のベストワンだった『ぼくのお日さま』も、
多幸感に包まれると同時に、
切なくもありました。
これが余韻なのでしょう。
ゴム手袋2024年12月28日
大掃除の時期がやってきました。
毎年、
暖かい秋のうちからちょっとずつ、
とは思うのですが、
いつも押し詰まってから重い腰を上げることになります。
もちろん今年もそう。
雑巾を扱うのはこれまで素手でした。
そして手がボロボロになるのでした。
軟かもしれませんが、
今年からゴム手袋を嵌めることにしました。
物凄く快適ですな!
雑巾がけする時、
私はどうも徹底的にやり過ぎてしまいます。
中学時代なんか、
学校の大掃除で、
普段は手の届かないような高いところの窓をゴシゴシ拭いていたら、
割ってしまいました。
もちろんガラスで怪我しました。
家の大掃除でも、
モルタルの壁で手の甲を擦ってみたり、
飛び出している釘に引っかけてみたり、
怪我が絶えません。
ゴム手袋はそんなのからも守ってくれます。
もはやゴム手袋なしの雑巾がけは考えられなくなりました。
携帯電話に様々なアプリをインストールして使う。
おそらく、
多くの方々にとって、
極々当たり前のことなんだろうなと思います。
私はどうも苦手で。
私が初めてインストールしたのは、
スポーツ用品店の「物理的な」カードが廃止され、
アプリに変更になったとき。
気が進まないながらも店員さんに言われるがままインストール。
しかし、
その後使う機会がまるでなく、
放置したまま携帯電話を機種変更。
ようやくお買い物の用事ができた際にインストールし直す始末。
こんな感じで「物理的」カードの廃止に伴うアプリのインストールをいくつかしました。
それでも使うのは稀。
映画のインターネット予約はしょっちゅうしますが、
パソコンを使ってです。
携帯電話で予約したこと、
全くないことはないと思いますが、
記憶にありません。
そんな私ですが、
次男のアメフトの試合のチケット購入を、
積極的に携帯電話でやるようになりました。
紙の切符を買うより200円安いからです。
現金なものです、
ホンマに。
携帯電話でQRコードを表示し、
試合会場の入り口でチェックしてもらうと、
「済」スタンプが押されるのです(厳密にはそんな感じの表示に変わる)
新鮮な感動を覚えました。
JR在来線の特急券もアプリで買うようになりました。
チケットレス特急券だと、
これまた割引があるので。
音源2024年12月23日
自分たちが練習している楽曲の音源。
できる限り聴かないようにしています。
イメージが縛られてしまわないように。
逆に、
聴くとなれば、
できるだけ多くの音源を聴くように努めます。
音源の数が限られることもありますが。
私が持っている『幻想交響曲』のCDは、
以下の2枚
・クラウディオ・アバド指揮シカゴ交響楽団
⇒『幻想交響曲』が聴きたいからというより、
シカゴ響の金管楽器群を聴きたくて買った1枚。
・エルネスト・アンセルメ指揮スイス・ロマンド管弦楽団
⇒私が勝手に私淑するマエストロ・エルネスト・アンセルメの録音を蒐集した一貫の、
「フランス管弦楽曲集」13枚組の中の1枚。
という訳で、
特に『幻想交響曲』が聴きたくて買った訳ではありませんでした。
それでも楽曲研究の一助になります。
ただし、
これではまだまだ不足。
何せ、
高校時代の同期は、
ドビュッシーの『海』の演奏に当たり、
30~40種類の演奏を研究したと言いますから。
先日、
JEUGIA三条本店で、
日本語解説の付いたのを9枚買いました。
今のところ、
・小澤征爾指揮トロント交響楽団
・スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ指揮ロンドン交響楽団
しか聴けていませんが、
これから残り7枚もじっくり鑑賞します。
テンポ設定、
バランス、
アゴーギグ等、
何をとっても十人十色な筈です。
一つの表現に囚われないようにしたいと思います。
という演奏の上での勉強とは別に、
久しぶりに『幻想交響曲』を聴いてみて思ったのは、
「美しい!」
初めて聴いたのは中学時代だったと思いますが、
第4楽章以外は「退屈だ」というのが正直な印象でした。
年輪を経て聴くと、
実に深い味わいを感じます。
ブータン2024年12月22日
パオ・チョニン・ドルジ監督の『ブータン 山の教室』を観たのは、
2021年5月1日(土)でした。
ゴールデンウィーク真っ只中の週末、
さらにコロナ禍中ではあるものの緊急事態宣言が明けてすぐだったかして、
満席の京都シネマで観ました。
会社での立場上、
本当はそういう場所は避けなければいけなかったんでしょうが、
どうしても観たかったのです。
そして、
その年の私のベストワンが『ブータン 山の教室』でした。
先日、
『お坊さまと鉄砲』という、
これまたブータン映画を観ました。
「ドルジ監督の次回作とちゃうかな?」と思いながら観ましたが、
あとでパンフレットを読んだらその通りでした。
平日の朝イチでしたが、
アップリンク京都が満席とは言いませんが、
結構な人が入っていました。
隣に人が座ったのは久しぶりです。
ブータンの映画というだけで魅力を感じる人が多いのは否めないと思います。
「国民総幸福」を目指す国ですから。
が、
それだけではないでしょう。
きっとドルジ監督に惹きつけられる人も多いのでは。
『ブータン 山の教室』は、
都会の暮らしに染まった青年が、
ひょんなことから奥地の学校の先生になり、
違う生き方に目覚めていくというお話でした。
『お坊さまと鉄砲』では、
ブータンで初めての選挙が行われることになり、
仏教の高僧が弟子に銃を入手してくるよう命じます。
「いったい何のために?」
最後まで観て、
「ああ、そういうことだったのか」
どちらも読後感の素晴らしい作品です。
12月20日(金)は、
2024年ラストの練習日でした。
フルート × 2(ピアノ持替)
オーボエ × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 1
ホルン × 4
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 3(パーカッション持替)
テューバ × 3
パーカッション × 3
そして私の計28人で合奏しました。
『幻想交響曲』の第5楽章、
『サバトの夜の夢』の練習を続けています。
高校2年のときに取り組んだ経験があります。
当時は一ホルン奏者としてでしたが、
今回は指揮者として。
未経験ではないというのは確かに大きいですが、
それで全てという訳ではありません。
スコアを全部見渡すという仕事は、
全く別次元です。
2025年初回を目指して、
深読みしていきたいと思います。
演奏のテンポではありません。
歩く速度のことです。
坐骨神経痛による足の痛み・痺れで一週間ほど家から一歩も出ませんでしたが、
悶絶級の痛みでなくなってからは、
少しずつ歩き始めました。
痛いからと言ってジッとして居続けると、
動けなくなってしまいそうなので。
合奏に復帰した先々週は立って指揮できませんでしたが、
先週は立ちました。
『サバトの夜の夢』で椅子に座ったのは、
音符が小さ過ぎるからです。
自宅で譜読みする際は、
老眼鏡をかけて、
さらにルーペで覗くくらいの細かさです。
歩きに話を戻しますと、
まだまだ超高速散歩という訳にはいきません。
本調子なら時速5.5~6㎞くらい出ますが、
今はせいぜい時速3~4㎞くらいでしょう。
けれども、
そのおかげで今まで目に留まらなかったものが見えているように思います。
時速6㎞で歩いていると、
歩くこと自体を楽しみすぎて、
信号で立ち止まることさえもどかしく感じることがあります。
「少し」「止まる」と書いて「歩く」筈なのに。。。
ゆっくり歩いていると、
ふと立ち止まってみたくなるものです。
昨日、
仙洞御所の横のせせらぎの小径を歩いていた時、
「そういえば前回か前々回の『光る君へ』のラストで、
藤原道長の建立した法成寺跡の石碑を紹介してたな」
というのを思い出しました。
近所の者にとったら一目瞭然の、
京都府立鴨沂高校の塀のところでした。
せせらぎの小径も、
思えば藤原家の土御門殿の真ん中です。
超高速散歩だと、
歩きながら行き過ぎてしまって、
「また今度でいいや」と思ってしまう立ち寄りも、
ゆっくり歩きだからこそ「今立ち寄ろう」となります。
法成寺跡の石碑を見、
せせらぎの小径に戻ってみると、
真紅に染まった紅葉が目に飛び込んできました。
陽の光に輝きすぎているせいか、
私の写真技術が拙いせいか、
随分白飛びしてしまっていますが、
肉眼で観た際は、
もっと濃い赤に見えました。
おそらく「ドウダンツツジ」だと思います。
ただし、
樹高が私の背丈を超えています。
ドウダンツツジというと、
腰の高さくらいの低木しか私は見たことがないので、
本当にドウダンツツジなのかどうか自信がありません。
葉の形からしてドウダンツツジだと思うのですが。。。
終止線2024年12月13日
12月13日(金)は、
フルート × 1
オーボエ × 1
バスーン × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
アルト・クラリネット × 1
ソプラノ・サックス × 1
コルネット × 1
トランペット × 1
ホルン × 4
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 3(パーカッション持替)
テューバ × 2
パーカッション × 1
そして私の計27人で合奏しました。
何とか『ワルプルギス』の終止線に至りました。
来週は2024年ラストの集合日ですが、
もう少し交通整理できたらいいなと思います。
今年の一本2024年12月12日
2024年も押し詰まってまいりましたので、
今年の一本を選んでみたいと思います。
半券ノートに貼った191枚の半券から、
まずは私なりに絞りに絞って以下12作品をノミネート。
『PERFECT DAYS』
『カラオケ行こ!』
『あまろっく』
『青春18×2 君へと続く道』
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
『あんのこと』
『ふたごのユーとミー』
『かくしごと』
『ルックバック』
『ぼくのお日さま』
『侍タイムスリッパー』
『ロボット・ドリームズ』
どれもこれも素晴らしい作品ですが、
一本をどうしても選ぶのならば、
『ぼくのお日さま』にします。
観ていて「ああ、いいなぁ」と声が漏れそうになるくらい、
素敵な映画でした。
苦い思いに包まれる場面もあるのですが、
総じて多幸感に浸ることができました。
リピートすること4回。
フィギュアスケートのコーチ役の池松壮亮さんと、
主演の子役たちが登場する上映前のマナー啓発ムービーがあります。
映画の宣伝も兼ねたものです。
テアトル系の劇場や、
アップリンクで流れていたと思います。
『ぼくのお日さま』本編前ばかりではなく、
他のいろんな映画の前によく流れていました。
これ観たさに、
「映画を観るならアップリンク京都!」
と絞った時期もありました。
このショートムービーだけでも幸せを感じました。
出演者の醸し出す雰囲気がとても良かったのです。
それにしても、
池松壮亮さんは凄い俳優さんですな。
スケート初心者だったそうです。
どう見ても現役から退いて少し力みの抜けたコーチにしか見えませんでした。
『シン・仮面ライダー』ではスーツアクターとしても大活躍だったし、
観ていないけれども『べいびーわるきゅーれ』でも凄いアクションだったと聞きます。
十数年前には『ダイブ』で高飛び込みの選手を演じているし、
塚本晋也監督の時代劇(名前がスッと出てこない…)ではキレッキレの殺陣も見せてくれました。
※※※
惜しくも私のベストワンは逃しましたが、
他の作品にもちょこっとコメントを。
まず『カラオケ行こ!』について。
実はタイトルが軽快すぎるからか、
とても気楽に映画館に入ったのですが、
ぶちのめされて出てきました。
こんなに心揺さぶられるバディームービーとは思ってもみませんでした。
『あまろっく』は、
私の勤め先がちょいと絡んでいる映画でして、
知ってる人の名前が沢山クレジットされていて、
「こいつら、羨ましいな」と心から思いました。
山田洋次監督が松竹大船撮影所で撮ったと言われたら、
疑いもせず信じてしまうのではないかと思う、
そんな素晴らしい作品です。
(ちなみに大船撮影所は今はもうありません)
『かくしごと』は、
確かTOHOシネマズ二条でかかっていたと思いますが、
何だかんだで見逃し、
近所の出町座にやってきた際に観ました。
心臓を撃ち抜かれた気分。
ラストの杏さんのクローズアップがすべてを物語ります。
今でも人気が続いている『侍タイムスリッパー』。
私も3回観ました。
おそらくあと何回かは観に行くのではないかな。
泣いたり笑ったり、
大変なことになります。
ハンカチでは足りないかも知れません。
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