構え方2024年10月17日

キャベツのせん切りをしていて、
包丁を持つのとは反対である右手人差し指の、
第一関節と第二関節の間を切ってしまいました。
「慣れ」が出てしまったのでしょうか。

切った瞬間に指を引っ込めたので、
傷は浅くて済みました。

お料理教室で改めて、
包丁を持たない方の手の形を教えてもらいました。
人差し指と中指の二本の指で支える、
と言うか、
沿わせるようにして包丁を運ぶとのこと。

思えば、
私は人差し指だけを突き出すようにして、
一本だけで支えていました。

そして、
軸足である左足を引く。
すると、
自然と右手の角度もつけやすく、
人差し指と中指の二本に沿わせるのも難しくありませんでした。

この体勢を取ってみて、
「ホルンの構え方の逆やん!」と思いました。

吹込管を左腕で支え、
ベルを右手で支えるのがホルンの持ち方です。

座奏の場合、
右足を広げるようにし、
その上にベルを置く方法もあります。
響きが損なわれるのであまり推奨されないとは思いますが、
長時間吹く際にはとても楽です。

が、
立奏の場合にはどこに置くこともできません。
ひたすら自分自身で支えるのみです。

私の場合は左腕が徐々に落ちてきて、
息がマウスパイプに真っすぐ入らないという欠点がありました。

体力がないのが悪いんやと思っていましたが、
右足を引く立ち方をしたらどうだったでしょう?
自然と左腕も入り込みやすく、
右腕も引きやすくなって、
姿勢を保つことができたかも知れません。

そんなちょっとした工夫があったのではないかと、
いい歳になって思います。