傘を取り違える2024年3月7日
雨の日、
私は蕎麦屋さんに行きません。
かなりの確率で傘立てに置いた傘を持っていかれてしまうからです。
ご高齢の方が悪気もなく他人のだと気付かずにだと思うのですが、
とにかくなくなってしまいます。
そんなこと言ってる私が、
お料理教室を出るとき、
人様の傘を取り違えてしまいました。
その日のお料理教室は、
女性が2人、
男性が4人という構成でした。
男女が同じテーブルになることはないので、
男同士でああだこうだ言いながら作業します。
約2年、
ほぼ毎週お会いするI村さん。
発音すると「K」が付くか付かないかだけの違い。
背格好も年齢も似ているI村さんと私は、
先生方の配慮で同じテーブルになることが多いです。
試食し、先生への質問タイムも終えて、
教室から出た男は私が一番目でした。
傘立ての奥に自分の傘を置いたことを覚えていたので、
何も考えずにそこにあった傘を持って教室を出ました。
自分の傘でないと気付いたのは、
傘をすぼめるときでした。
巻きつけていたら、
色も柄も違ったのです。
それにしてもそっくり。
メーカーが同じ。
長さも同じ。
柄のプラスチックカバーが取ってあって、
木製の握りの感触も同じ。
色・柄は違うのですが、
色調が暗いのは一緒。
男性は4人でしたが、
「これはI村さんのに間違いない」とピンときました。
持ってる傘まで似ているとは。。。
教室に戻るとI村さんはお帰りになられたあとでした。
私の傘は受付に預けられていたので、
I村さんは雨の中どうされたのだろうと心配になりましたが、
教室サイドが傘を貸してさしあげたとのこと。
大変申し訳ないことをしました。
私こそが高齢者でした。