お料理教室3年生へ2023年12月28日
お料理教室に通い始めたのは2022年の1月。
およそ2年間通ったことになります。
きっかけはいろいろあるのですが、
その一つが社の先輩のアドヴァイスでした。
入社1年目。
先輩方とお昼を食べに行ったときのこと。
2期上のNさんが、
「仕事もそやし、
指揮活動もそう。
創造的な仕事するんやったら、
お料理できるようになったら絶対ええよ。
きっと役に立つから」
と言われたのです。
Nさんは下宿生活が長く、
テキパキとお料理されるお方。
説得力のある金言でした。
以来、
ず~っと「どげんかせんといかん」と思い続け、
約30年経ってようやく重い腰を上げた、
っていう感じです。
包丁を握ったのは小学校の家庭科以来の私ですが、
2年も習うとちっとはマシになるものです。
レシピを見ながらじゃないとまだまだ怪しいですが、
レパートリーも増えました。
指揮活動との繋がりで感じることが一つだけあります。
お料理教室に通い始めた頃は、
切り物でも、
大さじ小さじで量るときでも、
キッチリ言われた通りじゃないとダメだと思い込んでいました。
そうして作れば確かに美味しいのですが、
ちょっと形が違っていようが、
ちょっと計量が違っていようが、
それはそれなりに美味しかったりするのです。
また最近は、
二度目・三度目の献立に巡り会うことも増えてきましたので、
完成形を先に思い浮かべることもできるようになり、
逆算で作業できることも。
そうすると、
厳密すぎなくてもいいように思えてきたのです。
もしかすると、
指揮するうえでも似ているかも知れません。
微に入り細に入りし過ぎて合奏のダイナミズムが失われるよりは、
少し雑でも勢いのある合奏にした方が効果が上がること、
よくありますから。
もちろん、
いい加減にならないように気をつけないとですが。
とにかく、
まだまだ習い続けたいと思います。
3年目に突入します。