響き合う何か2023年12月2日

今年も師走を迎えました。
早いなぁ~

12月1日(金)は、

ピッコロ × 1
フルート × 3
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 6
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
テナー・サックス × 1
トランペット × 3
ホルン × 4
トロンボーン × 4
ユーフォニアム × 2(パーカッション持替)
テューバ × 1
パーカッション × 3

そして私の計34人で合奏しました。
見学の方も含みます。

『シネマ・マンシーニ』の2回目。
メドレーは変化が難しいものですが、
不思議とスンナリいきます。
それだけ有名な楽曲が多いということなのでしょう。

ヘンリー・マンシーニの曲ばかりなのですが、
時々、
「ミシェル・ルグラン風やなぁ~」
と感じる場面や、
「宮川泰風やなぁ~」
と思ったりします。

ヘンリー・マンシーニが多くの作曲家に影響を及ぼしている証左なのかな、
と思ったりします。

『ジュ・トゥ・ヴ』初回。
作曲はエリック・サティですが、
吹奏楽への編曲は宮川彬良さん。
前述の宮川泰さんの息子さんです。

彬良さんの解説がスコアのトップページに載っていて、
サティの『ジュ・トゥ・ヴ』と、
バート・バカラックの『クロース・トゥ・ユー(遥かなる影)』がよく似ているとのこと。

バカラックの曲は大概スッとわかるのですが、
思い浮かばなかったので珍しくユーチューブで検索してみたら、
カーペンターズが歌うバージョン(おそらくオリジナル)がヒット。
聴いてみたら、
「ああ、これね!」

彬良さんの仰る通りでした。

『ジュ・トゥ・ヴ』の前半はバカラック風、
後半はミュージカル風に編曲したと、
解説に書いてあります。

なるほど、なるほど。

水曜日から時間がたっぷりあったので(また別稿で書くかも)、
テューバ奏者兼副指揮者Kさんの新作コラール読み込みと、
『ウィークエンド・イン・ニューヨーク』の読み込みと、
『ジュ・トゥ・ヴ』の読み込みに没頭でき、
私としては久々に準備万端で合奏に赴くことができました。

が、そう簡単に通せる曲ではありませんでした。

まるで、
『ジュ・トゥ・ヴの旋律による変奏曲』って感じ。
サティのエスプリを生かした、
もはや彬良さんのオリジナルだと思います。

ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』みたいに、
って書くとオーバーかな。

兎にも角にも、
エリック・サティと、
バート・バカラックと、
宮川彬良さん。
響き合う何かがあるようで、
楽しい音楽の時間でした。