晩夏2023年10月1日
神戸の王子スタジアムにアメフトを観に行った帰り。
阪急神戸線、京都線と乗り継いで四条河原町に着いたら、
地上は物凄い人だかり。
人波を搔い潜り搔い潜りして御池通まで出て、
ようやく人混みから解放されました。
ほっと一息ついて西の空を見上げたら、
見事な夕焼け空が広がっていました。
(写真は京都御苑で撮ったもの。
先日の中秋の名月とは反対で、
西の空を見上げて)
気温も高くなくて、
ようやく秋めいてきたのかな、
といったところです。
試合中は「寒いな!」と感じたことが何度もありました。
が、これは晩夏の感触。
一カ月以上遅れているのでは?
特急スーパーはくと車窓からの眺め。
もう何年も気になっていた景色があります。
「平福(ひらふく)の川端風景」です。
始発の京都から東海道本線を下り、
姫路の先、山陽本線の上郡から、
鳥取へ向かう短絡線である第三セクターの智頭急行線に入ります。
佐用まで高規格線区のため、
スーパーはくとは振り子車両を右に左に揺らしながら、
最高速で駆け抜けてゆきます。
平福へは、
佐用で各駅停車に乗り換えて一駅。
いつもはスーパーはくとで通過するばかりでしたが、
今回初めて平福で降り、
散策してきました。
平福駅は、
刈り入れ前の田んぼの中に佇んでいました。
見上げると、
利神城(りかんじょう)という山城の跡が望まれます。
石垣が崩れる危険があるということで、
特別な許可がないと登城することはできません。
江戸時代初期、
平福はかつて城下町だったそうです。
が、数十年で廃城となり、
それからは因幡街道の宿場町として栄えたとのこと。
その宿場町の裏手に佐用川が流れていて、
川端に歴史的景観が残されています。
佐用川に架かる橋から見た風景です。
車窓からではなく、
ぶらぶら散歩しながら。
川端に降りると、
こんな感じ。
素晴らしい一日となりました。
平福駅に停まる智頭線普通。
一両編成。
帰りはこれに乗り、
佐用でスーパーはくとに乗り換えです。