ブータン2024年12月22日
パオ・チョニン・ドルジ監督の『ブータン 山の教室』を観たのは、
2021年5月1日(土)でした。
ゴールデンウィーク真っ只中の週末、
さらにコロナ禍中ではあるものの緊急事態宣言が明けてすぐだったかして、
満席の京都シネマで観ました。
会社での立場上、
本当はそういう場所は避けなければいけなかったんでしょうが、
どうしても観たかったのです。
そして、
その年の私のベストワンが『ブータン 山の教室』でした。
先日、
『お坊さまと鉄砲』という、
これまたブータン映画を観ました。
「ドルジ監督の次回作とちゃうかな?」と思いながら観ましたが、
あとでパンフレットを読んだらその通りでした。
平日の朝イチでしたが、
アップリンク京都が満席とは言いませんが、
結構な人が入っていました。
隣に人が座ったのは久しぶりです。
ブータンの映画というだけで魅力を感じる人が多いのは否めないと思います。
「国民総幸福」を目指す国ですから。
が、
それだけではないでしょう。
きっとドルジ監督に惹きつけられる人も多いのでは。
『ブータン 山の教室』は、
都会の暮らしに染まった青年が、
ひょんなことから奥地の学校の先生になり、
違う生き方に目覚めていくというお話でした。
『お坊さまと鉄砲』では、
ブータンで初めての選挙が行われることになり、
仏教の高僧が弟子に銃を入手してくるよう命じます。
「いったい何のために?」
最後まで観て、
「ああ、そういうことだったのか」
どちらも読後感の素晴らしい作品です。
12月20日(金)は、
2024年ラストの練習日でした。
フルート × 2(ピアノ持替)
オーボエ × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 1
ホルン × 4
トロンボーン × 2
ユーフォニアム × 3(パーカッション持替)
テューバ × 3
パーカッション × 3
そして私の計28人で合奏しました。
『幻想交響曲』の第5楽章、
『サバトの夜の夢』の練習を続けています。
高校2年のときに取り組んだ経験があります。
当時は一ホルン奏者としてでしたが、
今回は指揮者として。
未経験ではないというのは確かに大きいですが、
それで全てという訳ではありません。
スコアを全部見渡すという仕事は、
全く別次元です。
2025年初回を目指して、
深読みしていきたいと思います。
演奏のテンポではありません。
歩く速度のことです。
坐骨神経痛による足の痛み・痺れで一週間ほど家から一歩も出ませんでしたが、
悶絶級の痛みでなくなってからは、
少しずつ歩き始めました。
痛いからと言ってジッとして居続けると、
動けなくなってしまいそうなので。
合奏に復帰した先々週は立って指揮できませんでしたが、
先週は立ちました。
『サバトの夜の夢』で椅子に座ったのは、
音符が小さ過ぎるからです。
自宅で譜読みする際は、
老眼鏡をかけて、
さらにルーペで覗くくらいの細かさです。
歩きに話を戻しますと、
まだまだ超高速散歩という訳にはいきません。
本調子なら時速5.5~6㎞くらい出ますが、
今はせいぜい時速3~4㎞くらいでしょう。
けれども、
そのおかげで今まで目に留まらなかったものが見えているように思います。
時速6㎞で歩いていると、
歩くこと自体を楽しみすぎて、
信号で立ち止まることさえもどかしく感じることがあります。
「少し」「止まる」と書いて「歩く」筈なのに。。。
ゆっくり歩いていると、
ふと立ち止まってみたくなるものです。
昨日、
仙洞御所の横のせせらぎの小径を歩いていた時、
「そういえば前回か前々回の『光る君へ』のラストで、
藤原道長の建立した法成寺跡の石碑を紹介してたな」
というのを思い出しました。
近所の者にとったら一目瞭然の、
京都府立鴨沂高校の塀のところでした。
せせらぎの小径も、
思えば藤原家の土御門殿の真ん中です。
超高速散歩だと、
歩きながら行き過ぎてしまって、
「また今度でいいや」と思ってしまう立ち寄りも、
ゆっくり歩きだからこそ「今立ち寄ろう」となります。
法成寺跡の石碑を見、
せせらぎの小径に戻ってみると、
真紅に染まった紅葉が目に飛び込んできました。
陽の光に輝きすぎているせいか、
私の写真技術が拙いせいか、
随分白飛びしてしまっていますが、
肉眼で観た際は、
もっと濃い赤に見えました。
おそらく「ドウダンツツジ」だと思います。
ただし、
樹高が私の背丈を超えています。
ドウダンツツジというと、
腰の高さくらいの低木しか私は見たことがないので、
本当にドウダンツツジなのかどうか自信がありません。
葉の形からしてドウダンツツジだと思うのですが。。。
終止線2024年12月13日
12月13日(金)は、
フルート × 1
オーボエ × 1
バスーン × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
アルト・クラリネット × 1
ソプラノ・サックス × 1
コルネット × 1
トランペット × 1
ホルン × 4
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 3(パーカッション持替)
テューバ × 2
パーカッション × 1
そして私の計27人で合奏しました。
何とか『ワルプルギス』の終止線に至りました。
来週は2024年ラストの集合日ですが、
もう少し交通整理できたらいいなと思います。
今年の一本2024年12月12日
2024年も押し詰まってまいりましたので、
今年の一本を選んでみたいと思います。
半券ノートに貼った191枚の半券から、
まずは私なりに絞りに絞って以下12作品をノミネート。
『PERFECT DAYS』
『カラオケ行こ!』
『あまろっく』
『青春18×2 君へと続く道』
『バジュランギおじさんと、小さな迷子』
『あんのこと』
『ふたごのユーとミー』
『かくしごと』
『ルックバック』
『ぼくのお日さま』
『侍タイムスリッパー』
『ロボット・ドリームズ』
どれもこれも素晴らしい作品ですが、
一本をどうしても選ぶのならば、
『ぼくのお日さま』にします。
観ていて「ああ、いいなぁ」と声が漏れそうになるくらい、
素敵な映画でした。
苦い思いに包まれる場面もあるのですが、
総じて多幸感に浸ることができました。
リピートすること4回。
フィギュアスケートのコーチ役の池松壮亮さんと、
主演の子役たちが登場する上映前のマナー啓発ムービーがあります。
映画の宣伝も兼ねたものです。
テアトル系の劇場や、
アップリンクで流れていたと思います。
『ぼくのお日さま』本編前ばかりではなく、
他のいろんな映画の前によく流れていました。
これ観たさに、
「映画を観るならアップリンク京都!」
と絞った時期もありました。
このショートムービーだけでも幸せを感じました。
出演者の醸し出す雰囲気がとても良かったのです。
それにしても、
池松壮亮さんは凄い俳優さんですな。
スケート初心者だったそうです。
どう見ても現役から退いて少し力みの抜けたコーチにしか見えませんでした。
『シン・仮面ライダー』ではスーツアクターとしても大活躍だったし、
観ていないけれども『べいびーわるきゅーれ』でも凄いアクションだったと聞きます。
十数年前には『ダイブ』で高飛び込みの選手を演じているし、
塚本晋也監督の時代劇(名前がスッと出てこない…)ではキレッキレの殺陣も見せてくれました。
※※※
惜しくも私のベストワンは逃しましたが、
他の作品にもちょこっとコメントを。
まず『カラオケ行こ!』について。
実はタイトルが軽快すぎるからか、
とても気楽に映画館に入ったのですが、
ぶちのめされて出てきました。
こんなに心揺さぶられるバディームービーとは思ってもみませんでした。
『あまろっく』は、
私の勤め先がちょいと絡んでいる映画でして、
知ってる人の名前が沢山クレジットされていて、
「こいつら、羨ましいな」と心から思いました。
山田洋次監督が松竹大船撮影所で撮ったと言われたら、
疑いもせず信じてしまうのではないかと思う、
そんな素晴らしい作品です。
(ちなみに大船撮影所は今はもうありません)
『かくしごと』は、
確かTOHOシネマズ二条でかかっていたと思いますが、
何だかんだで見逃し、
近所の出町座にやってきた際に観ました。
心臓を撃ち抜かれた気分。
ラストの杏さんのクローズアップがすべてを物語ります。
今でも人気が続いている『侍タイムスリッパー』。
私も3回観ました。
おそらくあと何回かは観に行くのではないかな。
泣いたり笑ったり、
大変なことになります。
ハンカチでは足りないかも知れません。
定点観測2024年12月7日
昨日から外出を再開。
今日は近所の相国寺に出向き、
毎年撮影している紅葉を撮ってきました。
やっぱり時期が遅いですね。
一見キレイなんですが、
近くでよく見ると、
葉先が灰色になっていたりします。
それでも紅葉してくれただけで御の字かもしれません。
もしかすると紅くなる前に散るのではないかと心配してましたので。
12月6日(金)は、
フルート × 2(ピッコロ持替)
オーボエ × 1
バスーン × 1
B♭クラリネット × 5
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 1
トランペット × 3(コルネット持替)
ホルン × 5
ユーフォニアム × 3(パーカッション持替)
テューバ × 2
パーカッション × 2
そして私の計33人で合奏しました。
11月22日、29日と休みをいただきましたので、
私にとっては3週間ぶりの合奏でした。
11月22日未明。
寝返りを打った際、
腰に違和感を覚えました。
起床してみたら、
案の定「ギックリ腰」でした。
暖かい秋だったので、
長らくタオルケットで寝ていました。
湯上りすぐはそれがちょうど気持ちよかったのですが、
朝方にはいつも冷え切っていました。
おそらくそんな日々を続けていたのがいけなかったのでしょう。
「季節の変わり目の、
どうせいつもの奴やな」
と高を括っていたのですが、
数日経っても一向に痛みが引きません。
痛みは徐々に左足に回ってきて、
11月28日には歩けなくなりました。
それ以来リハビリと静養に努めてきました。
当初は前屈の「ゼ」もできないくらいの痛みでしたが、
徐々に深くできるようになりました。
今でもある点まで屈むと痛むのですが、
我慢してそれを突破すると、
手が足先に届きます。
また幸いにも座り仕事は問題なくできるので、
『幻想交響曲』のスコアと睨めっこして日々を過ごしました。
12月5日くらいになって、
ようやく悶絶級の痛みではなくなってきたので、
12月6日の練習から復帰させてもらいました。
「痛いところのないお相撲さんなんていない」
という北の富士勝昭さんの言葉を思い出して。
11月15日(金)は、
フルート × 2(ピッコロ持替)
オーボエ × 2
バスーン × 1
E♭クラリネット × 1
B♭クラリネット × 5
アルト・クラリネット × 1
バス・クラリネット × 1
アルト・サックス × 2
トランペット × 4
コルネット × 1
ホルン × 5
トロンボーン × 3
ユーフォニアム × 3(パーカッション持替)
テューバ × 3
パーカッション × 2
そして私の計37人で合奏しました。
『エル・カミーノ・レアル』の初回です。
譜読みしながら事前に考えていたのは、
とにかく演奏してみるのがいいんじゃないか、
ということ。
あまり難しいこと、
細かいことは言い過ぎないようにして、
とにかく弾いてもらうことが大切だと思いました。
とても難しい楽曲だというのは分かっています。
と同時に、
吹奏楽人ならば演奏経験・視聴経験等で、
知らない人は殆どいないのではないかと思われるメジャー曲。
ならば、
うまくいこうがいくまいが、
ぶつかってみるのがいいんじゃないかと。
アース・ウインド・アンド・ファイアーの『セプテンバー』。
せせらぎでは、
単独曲としても、
メドレーの中の一曲としても演奏したことがあります。
現在公開中の『ロボット・ドリームズ』で、
孤独なドッグと、
友だちになったロボがダンスする曲が『セプテンバー』。
その後離れ離れになった二人(一匹と一体)が再会する場面でも『セプテンバー』が流れます。
しかし二人にはそれぞれ新しいパートナーが。
あの明るい『セプテンバー』が、
とても切なく聴こえました。
crisp2024年11月13日
お料理教室で、
「サラダの3C」を教わりました。
・クリーン …清潔であること
・コールド …冷やしてあること
・クリスプ …食感がよいこと
なるほど。
『エル・カミーノ・レアル』のスコアを眺めていたら、
crisplyという標語が出てきました。
「歯切れよく」っていう意味だと、
直感的に分かりました。
アルフレッド・リードさんの楽曲は、
もちろんラテン語やイタリア語の表記もありますが、
英語で表現してあるところも多々あります。
英和辞典が手元にあると助かります。
念のためcrispを引いてみますと、
赤線が引いてありました。
大学受験の際に勉強した跡ですが、
すっかり忘れていました。
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